ウマブドウは全国各地の土手、丘陵、山林、山地のふもとなどの日当たりにめぐまれた風通しの良い湿地に多くみられます。
つるの特徴は、皮がむけている山ブドウと違い、つるの表面が灰色がかった茶色の皮におおわれています。トゲがなく、各節ごとに巻きひげがでています。葉裏にはほとんど毛がありません。
秋に取れる実は、緑色から緑白色、紫と変化し、味はしぶい。熟したものは、大きさが直系約1センチで形はふぞろいで、ちいさな黒い斑点をみつことができます。
からだのどんな変調にもすぐれた効果があり、長期服用が容易で優れた薬効をあらわす国産の民間薬です。日本民族の財産として継承していきたいものです。